sabra 2005 3.10

森下千里が表紙と9P(渡辺達生)。なんか全体にビジュアルの安定度が低いぞ。というか、結構悪く写っている感じ。P2は表情として面白いんだけどやや疲れを感じるし、P7以降はどれもひどい。安定している森下千里のグラビアとして、これは良くないです。(60点)

花井美里が7P(野村誠一)、話題の付け乳首ヌードグラビアがP4と、P5〜P6あたりで。でもさ、乳首が見えるかどうかでヌードとの境目をおき、そこの壁を高くしていったのって、撮影者なり送り手側だったわけじゃないですか。で、自分で勝手に壁を高くしておいて、「ほら、その壁はこうやって越えられるんだよ!」みたいに得意げにされても、「いや、それってあんたらが勝手に決めていたルールやん」と思ってしまうわけですが。

つーことで、出来としては「ふーん」といった感じで。これをルール的にOKだというんだったら、勝手にやってください。着エロも、もっと深いイメージを要求するような部分を、深掘りできると思うのですが。花井美里のグラビアとしては、P2右上が激しく不細工だけど、他はまあそれなり。(65点)

星野飛鳥が7P(野村誠一)。この眉毛もようやく見慣れてきました。見慣れると、まあこれはこういうものなのかな、と思ったり。全体におでこ露出の写真が多く、それが可愛さや幼さを強調する効果を上げています。それで眉毛が気にならない部分もあるのかも。反面、画一的な感じに仕上がっている。P2、P3のような笑顔をもう数カット増やしても良かったような。まあ、大人路線の切り直しは図り始めているようなので、今後に期待。(75点)

伊藤あいが5P(野村誠一)。明るいカットは引きの絵(P1)、あとはジャングルっぽいところで暗い絵、ということで、ビジュアルにうっとうしさが掛かってしまっている。P4、P5みたいな水着で明るい場所で撮ったらどうだったんだろう。悪くはないんだけど、目立つカットがない分、あまり印象に残らない。(65点)

かでなれおんが6P(渡辺達生)。P1みたいに歯を見せてしまうとどうか、と思う部分があるものの、それ以外は良い出来。スレンダーでかつ起伏のあるスタイルと、表情面の強気な部分のバランス、でも可愛さを見せることの出来る(P2左下とか、宮崎あおい的可愛さがある、とか言ってみる)雰囲気など、やっぱり面白いですよ。篠山紀信がヌード撮ったという部分で特異視される部分はあるけど、その展開を引きずらない今の路線なら興味が上がる。青年誌展開とか、しない?まだ19歳なんだし。(85点)

相楽のり子が5P(渡辺達生)。P1、P2とビジュアル面の出来が今ひとつで、それで見る方の心は離れていってしまう。P4左下とか、P5みたいな表情が最初に並んでいたら、もう少し印象は良くなったかも知れない。衣装も2パターンで、起伏に欠ける。(65点)

あと、ダバディ連載は満島ひかりがテニスウエア。といっても非売品のかなり特異なデザインで、衣装的には面白い。このダバディ連載、もっとページ数増やしても良いと思うんですが、どうなんでしょう。あと、胸の露出の激しいSoweluの記事とか、藤代冥砂のお宅訪問は山崎真実だったりとか。グラビアアイドルおすすめの店、みたいな記事もあり。

次号からsabraは毎号DVD付録付きだそうで。うーん、男性向け一般誌の座を完全にあきらめ、ニッチな市場を狙いに来てしまいましたね…。少なくとも、このグラビアアイドル全盛期はもう曲がり角だと思うのに、それを分かって、かつそっちに進むのか…。