週刊ヤングマガジン 2005 No.52

時東あみが表紙と巻頭8P(木村晴)。「メガネと水着のマッチングは興味ない」的論調で毎回書いてきましたが、他のレビューサイトでも同じように書かれてしまうと、時間的に遅れて書く本ページがパクリのように思われるのもあまり嬉しくないので、別論調で書いてみる。
時東あみのグラビアで、不満に残るのは笑顔のワンパターンさ、特にその笑顔が歯を見せた形になっているところです。P1にあるように「無責任なメガネ付き笑顔」と、軽さを売りにしている部分もあって、ディレクション通りの部分もあるのでしょう。でも、「メガネ女子には軽い微笑みが似合う」と思うのは、「メガネ=優等生」幻想に縛られた旧世代の人間だけなのでしょうか。その確信的な笑顔が、メガネというアイテムを更に軽く見せているのではないか、と思ったりします。(65点)
中村優が巻末6P(井ノ元浩二)。まだビジュアル的には未完成で、ちょっと失敗するとMEGUMIのような雰囲気になってしまう部分もある。少年っぽい要素が強すぎて映ってしまう部分もある。でも、P6の表情の良さを見ると、上手く化ければ非常に良い素材になるのでは、と思わせます。荒削りな部分に期待を持たせる、というか。18歳の彼女には、まだ伸び代がある、そう思わせるグラビアです。(75点)