ビジョメガネ(ソニー・マガジンズ/いろいろ/1619円(本体))

雑誌連載のグラビアシリーズをまとめて写真集化という流れが出来てくるのは、非常に良い傾向だと思います。結局雑誌は一過性の物で、どんどん捨てられて(捨てざるを得なくなって)行きますが、写真集という形にまとめられると保存しておくことも出来ますし。個人単位でグラビアを集め、「○○特別編集」となった写真集の他にも、「cover girl」や「君になりたい」など、シリーズとしての写真集も出てきています。ですが、あの「デジモノステーション」の「ビジョメガネ」が、写真集になるというのは意外だった。これもメガネ女子(男子も?)ブームの恩恵でしょうか。
私が連載を知ったのはごく最近の話ですが、連載自体は既に先月段階で45回を数えていたのですね。巻末に過去のモデルの名前が載っていて、最初の方に黒澤優の名前を見つけて感慨にふける物があったりします。で、その45人の中から、この写真集では16人が選ばれています。割と最近の登場者が多い物の、一番古いのは第5回の麻生久美子だったり、選択の基準はこれといってはっきりしない。
表紙にも帯にも名前が書いてあるので良いかとも思いますが、メモしておくと表紙左上から加藤ローサ(*)、杏さゆり綾瀬はるかほしのあき(*)、小林恵美小倉優子(*)、小西真奈美(*)、若槻千夏浅見れいな石田未来新垣結衣上野樹里(*)、和希沙也麻生久美子片瀬那奈蒼井優(*)。(*)のついた人は7〜9P、あとは5P。5Pの人たちは掲載時とあまり変わらないボリュームなので、ちょっと物足りないかも。
とりあえず写真集として価値があるので購入しましたが、実は私はメガネ女子属性はほとんどないので、どうレビューしたらいいものか…。これ見て思ったのは、私は縁の太いメガネに萌えることは一切ないな、ということですかね。加藤ローサとかが縁の太いメガネをしても、もうギャグにしか見えない。その辺の写真しかないほしのあきとかはなんかパスで。
で、縁なし、もしくは上縁のみ、細い縁とかだと魅力を感じる部分がありました。小倉優子のP1とか、蒼井優のP1とか、杏さゆりのP1とか。で、最強は小西真奈美のP1ですかね。小西真奈美は全体にそういうメガネで、かつニットに眼鏡とかが自然っぽくてかなり可愛い。あと、麻生久美子のメガネなしのP3が可愛い、って写真集のコンセプトと外れているか。全体に、長髪の女性にメガネは似合うの法則、というかそういうモデル選択か?小林恵美メガネ女子の一方の極にいる感じで、これはこれで魅力があります。
メガネ萌えでない私のレビューなので、データ的要素を多めに書いてみました。連載名簿を見ると、初期の長谷川京子とか、黒澤優とか、宮崎あおいとか、他にも見てみたかった人がいて、その辺が掲載されていない部分に残念な感じもします。売れ行き良ければPart.2って、それは難しそうだしなー。でも、このコンセプトを4年前からスタートしていた先見の明と、今の時期に手ごろな価格で出した頑張りとで、評価はしたくなります。メガネ女子重要の人はマストアイテム、かな。(90点)[→amazon]