ミスマガジン2004 パフッとビキニ・スペシャル(講談社/木村晴/1,333円(本体))

ここ数年恒例の木村晴撮影のミスマガジンムック。今年はDVDが付録に付きましたが、こういうDVDは一切見ない私なので、グラビアのみでレビュー。まずは表紙を開いたところ。山崎真実、背が高いなあ。169cmというのはあるにせよ、他が小さいのか、一人別次元にいるみたいです。あと、この写真での松嶋初音の撮られ具合の悪さはかわいそうなくらい。もう少し違う撮影はなかったのか。最初の方に集合グラビア。原田桜怜の胸のでかさは異常です。違和感を感じるくらい。

では、続いて一人一人のグラビア。まずは小阪由佳。こちらは小阪由佳のポテンシャルは出ている感じです。でも、表情が2パターンの繰り返しになっている部分を感じて残念。P34右上のようなちょっと変わった表情も出せているし、そういうバリエーションを増やしていって欲しいです。(80点)

続いて星野飛鳥。うーん、こちらは表情が全部同じになってしまいましたね。コケティッシュな妹っぽい表情という、星野飛鳥のパブリックイメージを出すにはこの表情だ、というのは分かりますが、こればかりになってしまうと嘘っぽさが出てきてしまいますね。室内など暗めのシチュエーションで撮った写真では怖さも出ているし、今ひとつか。(70点)

モノクロ明けは原田桜怜、なんかノミネートの頃よりさらに胸がでかくなっている気がしますが、どこまで行きますか。彼女こそP79のような笑顔一辺倒でも、微妙な部分がカモフラージュされて効果が上がると思いますが。笑顔はまあまあ、でも他はいまいち。(65点)

山崎真実、昨日も書きましたけど、グラビアアイドルに必要なあらゆる要素を濃縮して持っているだけに、はまると魅力が凄まじいものがあるのですが、やや過剰に感じる部分はありますね。まずはビジュアルをあまり強調せずに、スタイルメインで展開して、その間にビジュアルの整理をするのが良いんじゃないでしょうか。とりあえず今の笑顔は過剰すぎ、もう一歩引いても十分に魅力は出ると思う。でも好きです、結構。(85点)

最後に松嶋初音。この素材、この特徴あるビジュアルをどうにか生かして欲しいですね。P108右上とかでも分かるように、素材は良いんですよ。でも油断すると最初のページのような微妙なビジュアルになったりするわけで。P121、P122のような両極の表情でもどちらも独特の魅力が出せるのは、気になる存在です。どう安定させるか、それが課題。(75点)

ということろで、そろそろ木村晴も変えても良いんじゃないかな。もう少しフレキシビリティの高い人の撮ったムックを見てみたい。あと、5人で5色の水着でグラビア撮るのもいまいち。もう少しデザイン面で5通りに変えるとか、凝って欲しい。予算的に厳しいかも知れないけど。[→amazon]