制コレISM03(集英社/多数/933円(本体))
制コレムックも毎年恒例になりましたね。いつもかなり突っ走った内容になる傾向の強かった制コレムック、でも今年は割と素直なグラビア集となりました。こちらの最初も集合グラビアから、こちらも5色の水着からスタート。でも、集合グラビアは少なめでいきなりソロに。
で、グランプリの近野成美ではなく、準グランプリの川村ゆきえを持ってきて、大量18Pというところに、このムックの性格が表れています。普通にグラビア載せておいた方が売れる、という学習の成果でしょうね。小塚毅之撮影で、既出のグラビアも多く新たな印象は特にないですが、まとめてこれだけ見れるという部分に十分に価値はある。笑顔として良い表情が出せている写真も多く、おすすめです。(85点)
続いての堀切麻紀は8P(外山繁)。しかし堀切麻紀はこの5人の中では沈んでしまいましたね。穏やかな雰囲気も出ているし、魅力的だと思うのですが、やはり川村ゆきえと被る部分はあるか。このグラビアはどの表情も良く、実は一押しと言っても良いんじゃないでしょうか。これもおすすめ。(95点)
次の田代ユリエ(野村浩司)はこれまでの制コレムックに近い、コンセプチュアルな分かりにくいグラビア。後半の写真はまあまあだけど。(70点)。その後で話題の舞城王太郎が書き下ろしで各制コレ5人の名前を出したストーリーを書いています。でも、そっち方向に疎い私にはよく分からないのでスルー。堀切麻紀の白飛びした写真がヌードっぽく見える。
その後で戸田恵梨香がヤンジャン上で載っていた、週刊戸田恵梨香から数点(新津保建秀)。弓道着の凛々しさは、今見直しても惚れ惚れしますね。全て既視感あるカットばかりですが、まとめて見られることは嬉しい(75点)。総集編と制コレ04は飛ばす。ここで小さい写真を見てもよくわからんし。
最後にグランプリの近野成美(蜷川実花)。ややピントが合っていない部分が多く、蜷川実花らしいといえばそうなんですが、グラビアとしてはピンと来ない。スマイルとその他の表情のコンビネーションに魅力は多く、そこはさすがの撮影だな、とは思いますが。全体としては微妙。(70点)
で、最後に水着の集合グラビアでまとめる。これくらいの素直な感じの方が見やすくて良いですね。来年以降も、ミスマガジンムックほどベタではなく、去年まで程複雑ではなく、というこんな感じで。[→amazon]