[レビュー] スクールガール6x7(ワニブックス/小林基行/1800円(本体))

小林基行の「スクールガール」シリーズ最新作。「青春―トーキョースクールガール」「スクールガール」「エバーグリーン」に続く作品、ということになります。なぜか全部買っている自分に乾杯。

上記3冊のうち、「エバーグリーン」はフォーマット違いますが、残り2冊と同一フォーマット。写真の雰囲気も同じ。ということで、同じ本を見ているような錯覚に、陥るかも知れない。若干装丁的に違うのは、写真の大きさに変化をつけている部分かな。小さい写真が点在したりして、むしろ見る側にとってはマイナスの部分もある。そこに変化が付いて面白いとも言えるけど。

ということで、過去の2作品を買っていて、モデルごとの変化を楽しめる人でなければ、買っても「またこのパターンかよ」と思うかも知れません。モデル興味の人は、帯に全登場者の名前が書いてあるので、何とかして書店で見ていただくのが吉。メンバーに前作ほどメジャー感はないので、最初に買うなら他の2冊かも知れない。

私は、毎回買っていますが、それほど熱心に個別のモデルを見ていっているわけでもないです。でも、なんとなく、いろんな表情を見るために買ってしまう。たとえ見るのがほんの一瞬であっても、何か手元に置いておきたい、そういう魅力が、この写真集にはあるんですよね。モデルごとに色々考えながら見ていける人なら、さらに色々な楽しみ方が出来ると思う。見る側の態度で、見えるものが違ってくる、そんな写真集です。ってそんなの当たり前か。(90点)(購入:スクールガール6×7)