[レビュー] 杉本有美写真集「うち」(集英社/中山雅文/2800円(本体)

2006年、三愛イメージガールとして出てきた彼女。本当の最初は魅力がつかめなかったけど、ヤングサンデーでの衝撃は印象に残っています。で、2007年後半から雑誌への登場機会も増え、ついにブレイクした感じがします。DVDは割とリリースされていた物の、写真集としては初写真集が登場。週刊プレイボーイ上でも毎号広告が入ったりする大プッシュですし、注目度はかなり高いんじゃないかな。

とりあえず、表紙の良さはかなりのもの。これだけで商品力の高さを感じます。序盤は水着以外もあるけど、中盤以降は多種多様な水着のオンパレード。ということで1st写真集への期待を裏切らない、良質の仕上がりだと思います。いかにも水着グラビア、みたいなポージングはなく、自然なカットであるのもポイント高い。1stとしてはそういう「水着スタイルメイン」のアプローチもあったのかも知れませんが、こういう自然な撮りの方が大物感が出て、良いんじゃないかな。

表情的には笑顔メイン。でも、ポイントポイントでしっとり系の表情も入れており、場面にふさわしい表情選択にはなっていると思います。接写のパーツ写真も少し見られる物の、違和感を感じるほどでもない。ということで、Amazonに一つ不思議な★一つレビューがありますが、あれはあまり気にしなくて良いかも。1st写真集マニアとして結構買ってきた私ですが、期待を裏切らない、素直な仕上がりの1stとして、推薦できると思います。まあ、2007年前半に写真集を見てみたかった、というのはありますが…。

あと、この写真集で特記すべきは付録DVDの収録時間が非常に長いこと。もう写真集がおまけじゃないの、っていうくらいで。そういう意味も含めて、サービス度は高いと思いますよ。おすすめです。(95点)


うち―杉本有美写真集


うち―杉本有美写真集