相武紗季(週刊ヤングサンデー 2004 No.29/松田忠雄/表紙+8P)

最初の感想で「かなり良い」と書いておいて沈黙してしまったら、「これまでのサンデー掲載グラビアと同一時期撮影で、それと大きく変わらない」「印刷が悪い」と世の中(狭いけど)的には今ひとつの様子。いやまあ、その辺は確かにそうなのかも知れないなあ。っていうか、最近健忘症の私は過去のグラビアを覚えていなかったりするので、その辺いい加減かも知れない。昔は書く時に関連グラビアを棚から引っ張り出してチェックしたりしていたのですが、そんな時間がないんですよ…(ここ1年くらいのグラビアが整理出来ていないというのもある)。

では、どこをそんなに絶賛したのか、もちろんP1黒ビキニ、P8の伸びポーズへそだしも良いんですが、P2〜P7の3ペアが素晴らしい。各々のペアで衣装を統一し、左と右でストーリー性を感じさせる構成。P2とP3は「笑顔で水着見せ」と「手を前で組み、肩に置く」というOPENとCLOSEの対比。P4とP5はビキニで助手席というシチュエーションの妙と表情の良さ。P6とP7はタータンチェックのミニにノースリーブ(と通学バス)という衣装から見せるスレンダーな魅力。写真の荒さを除けばどの写真にも隙がない。今じっくり見直しても素晴らしさを再度実感しました。今期一番のお勧めと言える。(100点/各見開きのペアで見せる構成の良さ、シチュエーションや衣装の妙。写真の荒さを補って余りある素晴らしい出来。おすすめ)