[レビュー] Be GIRLS photobook vol.3

今日旭屋に行ったら、これにPOPがついていて、「デビュー前の工藤里紗甲斐麻美がこれのvol.1に掲載!」みたいな内容が書いてあった。でも、工藤里紗は別名で載っていたので、その話ってそんなに有名だったのかな、と思ったり。ということで、素人、もしくは新人クラスの発掘に役立つ、Be GIRLSのvol.3が発売。そういう見方をすると楽しいし、ムックの造りも洒落ているので、とりあえず継続購入してみました。気になる人をピックアップ。

巻頭の鎌田奈津美、いきなり最初からキャッチーだなー。デビュー直後の矢田亜希子のような格好良い可愛さがある。最初のページが超最強だけど、どのカットも外れがない。後ろで髪をまとめたときには可愛らしさ、幼さがあって、レンジの広さを感じさせる。やや顔の張りが懸念される部分とか、スタイルバランスが(ビジュアルのレベルの高さに比べてだけど)普通な部分とかがあるけど、そんなの誤差でしょう。これは普通にグラビア組んでも成立すると思う。もっと見たい。

続いて細川浩子、鎌田奈津美とはタイプの大きく違う二人目です。ちょっとけだるい、アンニュイな雰囲気が、カットモデル的な印象。ソフトな後藤真希というか、そういう雰囲気があって、魅力的です。強烈な引きはないし、水着0だし、というところで、展開的にはどうなのか、よく分からないけど。

二人飛ばして、5人目の村上めぐみ。え、めーぐる?(違います)。まあ、癖があるといえばかなり癖があるし、安達祐実的な人工感もあるんですけど、何か激しく引きを感じてしまいました。人工感の中にある、素材そのままの魅力というか、荒削りな部分というか。大きく笑うか、軽く微笑んだときの表情が良い。歯だけ見せて笑うと、もうひとつな印象。

3番目の鬼池まり絵は強烈に美人に見える部分もあって、P5の下の写真とか、P7の笑顔の写真は良いんだけど、P2のビジュアルがかなり印象を悪くしている。この頬のラインを見せる写真がなければ、もっと評価できていたかも知れない。あと、スタイルバランスは悪い。4番目の西島ひかりは少しロリテイストが強すぎて、癖がある、矢口系(モーニング娘。)という感じもする。この癖が気に入ればかなり引きは強いんでしょうが、私は若干パスで。

6番目の長田繭子もちょっと癖が強いかな。やや加齢感というか、男性っぽさというか(直接的に書くとニューハーフ的)、そういう雰囲気が出てしまうカットがある。笑顔だとフェミニンな感じもするので、表情の見せ方に失敗している予感。7人目の本田順子ははっちゃけた感じというか、さばけた感じが魅力的で、中越典子を彷彿とさせる部分もあるんだけど、あご引いてしまうとややきつくなっちゃうかなー。

以上7人が今回のメイングラビア群。良い言い方をすると粒ぞろい、悪く言うと出来すぎ(素人っぽさに欠ける)。そこから以降のグラビアだと、P89からの水着ショートグラビアからも、拾おうと思えば拾えるんだけど、強い引きは感じなかった。P115からP137の企画物の所も、ごめんなさい。P138からの美人姉妹のページでは、P138の福井えりが気になるかな。南波杏に似てなくもないけど。そこからP153までもさらっと。

P156からのモノクロスナップ、vol.1で甲斐麻美が出ていたの、ここだからなー、と思って一応チェックしましたが、今回はちょっと微妙。最初に出てくる宮崎麻里栄は面白いけど、眉が…。そのあとは街角スナップがあって、最後に「Premium Collection」というのがあったんだけど、この最後の特集記事が一番いけてなかったのはなんなんだろう?ねじ込まれた?

ということで、この価格(980円)でこれほどいろいろなグラビアが見られるのはコストパフォーマンス的に高いし、こういうキャラ(路線)の人たちがムック化されるのって、めったにないことなんですよね。基本的には正統派アイドルか、職業グラビアアイドル的な人しか取り上げられなくなっている昨今なので、この路線は貴重だし、続けて欲しい。一応来年の刊行予定もあるようなので、このまま頑張って欲しいな。(購入:Be-GIRLS photobook vol.3)